数学イベント情報

第155回数学文献を読む会

数学文献を読む会が開催されます.

日 時:2011年6月17日(金)午後6時30分〜8時場 所:共立出版(株)3階会議室講 師:田村 誠(大阪産業大学)テーマ:岳麓書院蔵秦簡『数』と中国古算書

概 要:岳麓書院蔵秦簡『数』とは、2007年12月に岳麓書院が香港の骨董市場より購入した書籍簡の中の一書である。その成書は紀元前212年とされ、それまで中国最古の算書とされていた張家山漢簡『算数書』の前186年をわずかにさかのぼる。まだ非公開ながら、2006年には睡虎地漢簡『算術』(前157年)も発掘されており、今後『九章算術』以前の古算書研究が活発になると思われる。本講演では『数』を中心にご紹介いただき、『算数書』や『算術』との比較、また、『数』の出現によって起きた議論についても触れていただく。なお、『数』については2010年9月に岳麓書院で国際学会が開かれ、そこでの検討を踏まえた正式な釈文・写真・赤外線写真が間もなく発表(出版)される予定である。

入場は無料.会場設営の都合上、参加をご希望の方は出席の旨を
共立出版(株) 編集部・赤城圭さん
akagi@kyoritsu-pub.co.jp
まで.